住宅の塗り替えを行う際、弱溶剤塗料を検討されている方はいらっしゃるでしょうか?弱溶剤とは希釈材として薄いシンナーが使用されており、シンナーの臭いを抑えた塗料になります。今回は弱溶剤を選ぶ時の利点と注意点についてご紹介していきます。
弱溶剤の用途と特徴
外壁、屋根はもちろんのこと、金属部分や樹脂にも使用することが可能で、塗布できる素材が沢山存在します。主に雨樋、軒天、破風などの付帯部分に使用され、色褪せに強いことが特徴的です。
~メリット~
・密着力、耐久性がある→水性塗料と比べ密着性に優れており、様々な材料の下地として使用されることがあります。剥がれや塗膜の浮きを防ぐため耐久性も上がります。
・シンナー臭を抑える→シンナー臭が強い油性塗料より臭いを抑えたものになり、周囲の環境に優しい塗料になります。施工中、不快な臭いを抑え施工できるため周りへの配慮ができます。
・色んな素材と合う→塗料の中には使用できない素材があったりしますが弱溶剤塗料は様々な用途で使用することが可能です。金属部や木材にも適用するため色んな外壁材にも使用できます。
~デメリット~
・ひび割れを起こしやすい→弱溶剤の塗膜には柔軟性がなく、外壁材が割れた際に一緒にひび割れが起こしたり振動に弱い塗膜になる可能性が高くなります。
今回は弱溶剤の利点と注意点についてご紹介しました。弱溶剤で工事をされる際、利点はもちろん、しっかりと注意点も抑えておくことをおススメします。