水で出来た水性塗料とはどんな塗料?

前回は水性塗料の特徴や注意点についてお伝えをしていました。今回はそもそも水性塗料とは何なのか解説していきます。

水性塗料とは

水性塗料は、その名の通り水を使って薄めた塗料のことを指します。塗料を水で溶かして出来上がったものになり取り扱いが容易な塗料とされています。

近年、油性と水性の塗料の性能差はほとんどなくなり多くのメーカーが水性塗料の開発に注力しています。水性塗料は有機溶剤を使用せず、人体や環境に対する害が少ないため、住宅塗装の際にはご近所への刺激臭の心配が軽減され、塗装業者と施主の両者が好んで利用する傾向が強まっているからです。水性塗料は臭いも少なく、環境にも人体にもやさしい特長があります。その一方で、油性塗料に比べると耐久性や仕上がりの点でやや劣るかもしれませんが、その取り扱いのしやすさから外壁はもちろん屋内の塗装においても水性塗料がおすすめされています。

水性塗料の用途

水性塗料は、内装や外装の様々な用途に適しています。家庭の壁や天井、木製家具、金属製品など、幅広い素材に使用できます。

今回は水性塗料についてお話ししました。次回油性塗料との使い分けについてお話していきます。